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朝早く、久しぶりに、車で20分くらいのところにある温泉に行ってみた。 昼から夜にかけては入湯料400円のところ、朝湯だと200円で入れる(確か以前は100円だったと思ったが)。 いちおう6時からということになっているのだが、5時頃から入りに来る人がいるようで、6時前に着いたのに、もう帰って行く車が何台もあった。 のんびりと湯船につかっていると、近くで新潟の地震の話をしているのが耳に入ってきた。 まだ新潟県中越地震が起きてから、3日目の朝なのだ。というより、まだまだ強い余震が続いている最中だ。 (今朝の時点で、死者23人、負傷者2000人以上、避難している人は8万5千人以上に登る) 「ただ飛んで行くだけなら、食料でも運べばいいのにさあ」 地震の中継をしているメディアのヘリの話をしているようだ。 まさにその通りの話だ。各社で同じような映像と中継を流すためにヘリを飛ばすぐらいなら、ついでに食料や水を運んだらどうだ?電話も携帯も通じないようです、などと言っているなら、商売ものの無線機のひとつでも投下してやったらどうなのだ? 地震直後の報道でも、NHKを筆頭に、被災地の役場に電話をして、まだ様子もつかめずてんてこ舞いになっているはずの現地の人間を捕まえて、「愚にも付かぬ質問」をだらだらと続けているのを見たり聞いたりして、あきれていた人も多いことと思う。 ばかではないか?と、言いたくもなる。 政府の対応も、相変わらずもたもたしているが、少なくとも、メデイアが阪神の震災からほとんど何も学んでいない(学ぶつもりもなさそうだ)ということだけは、はっきりしてしまった。 電気や水も届かぬまま朝を迎えた人たちのことを思えば、のんびり朝湯につかっていることも罰当たりなのかも知れないが、何ということもないごく普通の日常が迎えられることが、どれだけ幸せなことなのかと、考えた朝だった。
by htmkuromame
| 2004-10-25 09:22
| 雑多な感
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