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高山村(群馬ではなく長野県の)の松川渓谷にある「滝の湯」という大きな野天風呂で有名な温泉に仲間と出かけた。 ←松川渓谷の「八滝」 前にも、二度ほど入りに行ったことはあったが、泊まりは初めてだ。 長野辺りの人間に聞いても、 「え、あそこって、泊まれるの?」 という返事が返ってくるくらいだから、風呂は有名でも、宿もやっていると知っている人間は少ないようだ。 わたしも、地元の人間に教えてもらうまで、知らなかった。 野天風呂(ちなみに、混浴である)へ降りてゆく石段の前にある駐車場の隅に建っているのが、その宿である。 地上波も届かないとあって、部屋にはテレビもないが(ついでに、携帯もほとんどの機種はつながらない)、温泉を楽しんでのんびりする分には充分である。 (まあ、山奥のキャンプ場へ行って、シャワーはどこだとか、カラオケをやりたいなどという大馬鹿インチキアウトドア人間を演じるタイプの人々には決してお勧めしないが) 食事も出してくれるというので、夕食と朝食をお願いした(3,000円プラスになる)。 食堂での食事、というので、まあそれほど期待しないで(宿の方には失礼だが)行ったのだが、これが案に相違して、量、質とも充実したものが出されたので驚いてしまった。80キロ以上の男がごろごろという集団だったのだが、みんな満足したようである。 今頃は、一番すいている時期なのだそうだが、思わぬ穴場であった。 有名な紅葉の頃に行ってみたいが、多分混むのだろうなあ。 この季節には珍しく、道に雪もなく山道の運転も楽だった。 二日目は宿をあとにしてから、少し下ったところにある山田温泉の大湯(入湯料300円)にも入り、下山して解散となった。 いつも、我々の温泉行は、安い宿に泊まって、湯に入って飲んでしゃべるだけのものである。 高い金を出せば、上げ膳据膳で何も考えずに温泉だけ楽しめるかも知れないが、それだけではなにか つまらない気もするではないか。 ねえ。 (温泉の猫はちゃんと温かいところを知っている)
by htmkuromame
| 2004-12-20 20:35
| 雑多な感
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