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ふりーぱ氏のブログで紹介(ツキに噛み付く)されていた「ツキを呼ぶ魔法の言葉」という文章を読んでみた(五日市 剛氏なる人物のことは、浅学にして全く知らなかったので、プロフィールも何も知らず、話の中身だけを読んだわけだが)。 はて、この話をどう解釈したらいいものか? 究極のプラス思考についての話なのか、かなりオカルティックなエピソードからすると、そちらの方面の人なのか? などと考えながら最後まで読んでみた。 う〜ん、要するに一種の「言霊信仰」と解してしまっていいのかな(乱暴かな?)。 わたしは、言葉そのものに「呪術的」な力がこもっているとは全く思わないが、「言葉」に力があると信じてそれを口に出せば、その人の心理に(あるいは体調に)何らかの影響を与えることは確かだと思う。 まあ、そう解釈すれば、確かに「ツキを呼ぶ言葉」というものは存在するだろう。ツキを呼び込むための言葉だから、当然マイナス思考を想起させる単語であるはずはない。 いや、当人が、それがいい言葉だと信じていれば、世間的にはマイナスイメージのある言葉であってもいっこう構わないのかも知れないが。 ただ、いつもその言葉が必ずいい運を持ってきてくれる、と言い出せばそれはやはり「魔法の」と冠を付けるしかないだろうな。そこまで行ってしまえば、まあ信仰の一種ではあるよね。 「ありがとう」は「有り難く存じます」の「存じます」が取れただけの言葉だから、もともとは「珍しいこと」「滅多にないこと」という意味だ。 多分五日市氏はそれを知っていた上で「有難」を字面だけなら「難が有る」とも読めるよなあと思ったのだろう。だからこそ「難が有る時にも有り難う」と言いなさいと言ったおばあさんの言葉が「スゴイ偶然の一致」と思えたのだろう。 ただ、おばあさんは、英語でしゃべっていたようだから「有り難う」ではなく「thank you」だったのだろうけどね。 むしろ、わたしは、 「お世話になりましたので一万円相当の現地のお金をお渡ししたんです。一万円相当というと現地の方にとっては、とても大きなお金だと思うんですね。その時、おばあさんがどうしてこんなことを言ったのか未だに分からないのですが、「やっぱりね」と、ポツリと言いました。」 という部分の方が気になりましたけどね。 これって、このエピソードの中では、ある意味一番重要なところのような気がするんですが…、違うかな? あとで、プロフィールを調べたら、けっこう活躍しているらしい工学博士とのこと。 ただ、その中に「幸福を呼ぶ「座敷わらし」で有名な岩手の旅館は、五日市家の本家にあたる。」という一文が…。
by htmkuromame
| 2005-01-11 18:03
| 雑多な感
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