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トレンディードラマがとれんでーだった頃から、ほとんどTVドラマを見なくなっていたのだが(要するに、つまらなかったのである)、この頃またぽつぽつと見るようになってきた。 水曜日の「相棒」は、水谷豊の、静かな狂気を含んだ役者ぶりに磨きがかかってきた。 このドラマは、共演陣も個性がうまく生かされていて面白い(岸部一徳は、何をやらせても、抜群におかしい。まあ、今の日本の俳優の中では、ぴか一の怪優だろう。とても、元タイガースという面影はないが…。そういえば、もうひとりの怪優ショーケンは、元テンプターズ。もったいないことを)。 木曜日は、「富豪刑事」と「優しい時間」という、かなり落差のあるドラマを続けて見ている。 「優しい時間」は、どこから切っても倉本聰という感じで、まあ、安心して見ていられる。 刺激は少ないかわりに、じっくりと効いてくる漢方薬みたいなものか。 「富豪刑事」は、回を追う毎に、ベテラン俳優陣同志の「怪演合戦」の色合いが濃くなってきた。 ベテラン人に比べて、若手の毒っ気が薄い(言い換えれば、演技の底が浅い)のが物足りないが。 もっと、エキセントリックな演出に傾いていけば、ある意味カルト的な面白みが増す気がするのだが。 そういう意味では、フカキョンの個性があまり強くないのは、狂言回しとしてはいいのかも知れない(何故、フカキョンなのか?というのはいまだに良く判らないのだが)。 まあ、筒井康隆も、嬉々としてやってるようだから、いいとするか。
by htmkuromame
| 2005-02-24 18:49
| 雑多な感
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