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高村光太郎の「ぼろぼろな駝鳥」だ。 教科書にも載っていたから(最近は知らぬが)、覚えている方もいるだろう。 「何が面白くて駝鳥を飼うのだ。」 ではじまるあの詩である。 パンダ騒動は、旭山動物園のホームページに批判的な文章が出たり、別に珍しくもない行動だとわかってきて急速に収束に向かいつつあるようだが、今回の火付け役も騒ぎ立てたのもやはり例によって「ものを考えぬ馬鹿なマスコミ」ということになる(まあ、もういちいち書くのもいやになるが…。もちろん、うっかりそれに乗ってしまった動物園も悪いといえば悪いのだろうけど)。 動物園の様々な試みが話題になっている今日この頃だからこそ、「まともで基本的な取材」をする必要があるんじゃないのかね。 マスコミとただのやじ馬の境界線がますます判然としなくなってきたよなあ。 光太郎の詩は、この言葉で終わっている。 「人間よ。もうよせ、こんなことは。」 (ミンダナオの日本兵騒ぎも、レッサーパンダ騒ぎとどこが違うのか…)
by htmkuromame
| 2005-05-31 09:05
| 雑多な感
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