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というわけで、かなり秋めいてきた。 台風11号が上陸して、上田佐久地方は何年来の大雨になるかも知れないというので、「注意報」が出ていたのだが、台風がちょいと南下したコースを通ってくれたので、何のことはない、わずかばかり雨が降っただけであった。 もちろん、被害の出ている地方もあるので、運が良かっただけの話なのだが(被害に遭われた皆さまには心からお見舞いを)。 ところで、この「上田佐久地方」を十把一からげにした天気予報がくせ者なのである。 地図をご覧になったいただくと良くわかると思うのだが、上田は東西に展びた盆地、佐久は南北に延びた平地なのである。標高ももちろんちがう。 単に、昔からの習わしで、「東信地方」という括りの中に入っているだけに過ぎない地勢的にはまったく別の地域である。 それを、なぜいっしょくたにしていつも予報を出すのか? 「上田佐久地方大雨注意報」以上によく出るのが「上田佐久地方濃霧注意報」である。 何十年と住んでいるが、上田で、霧に巻かれたことなんか記憶にない。靄だって滅多に降りない地方なのだ。 確かに、佐久方面に行って(とくに標高の高い山道)濃霧に巻かれた経験は何度もある。だが、その霧も、小諸辺りまで来るとたいてい晴れてしまうのだ。 いったい、なぜ上田と佐久を一緒にして天気予報を出すのか?その真意を一度聞いてみたいものである。
by htmkuromame
| 2005-08-26 10:01
| 雑多な感
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