|
上田城跡公園の中にある真田神社に行って見ると、拝殿の前に「茅の輪」が作られていた。 浅茅(チガヤ、ススキ、ガマなど)で作った輪をくぐって、半年の間に溜まった罪や穢れを祓う行事が「茅の輪くぐり(夏越しの祓え)」だ。 行われるのは、6月と12月の晦日(6月は、25日〜30日くらいの間に行われるところが多いようだ)。 素戔嗚尊に宿を貸した蘇民将来が、その礼に「疫病が流行ったら茅の輪を腰に捲くように」と教えられたのが起こりとのこと。 まず、神前に二礼二拍一礼してから、茅の輪の正面で一礼。最初に左回りに輪をくぐり、正面へ戻ったら今度は右回りにくぐり、さらに左回りにと、8の字を描くように都合3回輪をくぐるのだそうだ(分かりにくいが、神社へ行けば、多分解説図が茅の輪の付近にあると思う)。 くぐる間に「水無月の 夏越し(なごし)の祓へする人は 千歳の命 延ぶというなり」「思ふこと みなつきねとて麻の葉を 切りに切りても 祓いつるかな」「蘇民将来 蘇民将来」と、唱えるのだそうだ(最初の歌だけ、というところもあるようだが)。 近くの神社で見かけられたら、くぐってみてはいかが? 出来るなら、厄の塊みたいな政治家や官僚をまとめてくぐらせたいものだが、耐えきれずに茅の輪が切れてしまうかもしれない。 政治家が「みそぎ」などと手前勝手に称する選挙が近いが、勝手に厄を祓われては、国民はいい迷惑だ。「くだらぬ政治屋」という厄は、国民自身が投票で落とすしかない国になってしまった。 誰に入れるかはそれぞれの思うところとして、とにかく投票に出かけなければ、どう転ぼうと文句を言う資格はなくなってしまう。 選挙という茅の輪をくぐって、日本が少しでもいい方へ動いてくれればいいのだが。
by htmkuromame
| 2004-06-23 11:45
| 雑多な感
|
ファン申請 |
||