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夏祭りの季節がやって来て、各地がにぎわっていることと思うが、祭りが終わったあとの虚脱感のようなものは、実際に準備作業から片づけまでやってみないと、なかなか感じられないだろう。 諏訪の御柱のように、丸々6年もかけて準備する程ではないにしろ、どんな小さな祭りにも、それなりの準備と労力がいる。 本来、祭りは、そこに生活している人間のためのものであって(何のために祭りをするのか、という難しい問題はこの際置いておくとして)、けして見物客のために行われて来たのではない。 神輿を担ぐのが好きで、日本中のお神輿を担ぎに行っている人たちもいるようだが、それもあくまで見物客と変らぬ「お客様」のやることで、祭りの本来とはあまり関係のない「趣味」の世界に過ぎない。 見物にだけ来ておいて、ここの祭りはどうのこうの言うのは、よけいなお世話である。 地本の人間がこつこつとやっている祭りを当日だけ見に行って、いいところだけを見て帰ってくる通りすがりの人間には、拓郎の歌は似合わない。
by htmkuromame
| 2004-07-22 17:37
| 雑多な感
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