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キカラスウリは、天瓜と書く。 根から採れるさらさらとしたでんぷんが「天花(天瓜)粉」。 今でいうベビーパウダーとして赤ん坊の汗取りなどに使われていたのだが、今のベビーパウダーには天花粉は入っていないのだそうな。 よく遊び、よく勉強した子どもの汗を気持ち良く吸い取ってくれた天花粉。 花言葉は「よき便り」。 で、あんまり嬉しくない便りは、その日本の子どもの「学力低下」のニュースだ。 OECDが昨年、40の国や地域の15歳を対象にした調査で、日本の高校1年生は、読解力が2000年調査の8位から14位に落っこちたのだそうな。 まあ、今の子どもたちを見ていれば、むべなるかなという気がするが、問題の根っこは子どもたちより回りの大人の方にある。 文部科学大臣が、「まあ、子どもが勉強しなくなったてことだね」と他人事のようなコメントを出しているけれど、その勉強をしなくなる原因の「ゆとり教育」を、現場や親の反対を押し切って得意げに押し通したのは、ほかならぬ文部科学省のお役人どもではなかったのか? 子どもの読解力を上げる前に、お馬鹿な役人の「想像力」を養う方が急務だろう。
by htmkuromame
| 2004-12-08 13:47
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