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8月から9月というと、おそらくブタクサかヨモギ辺りが原因だと思うのだが…。 ブタクサというと、黄色い花をいっぱいにつけるセイタカアワダチソウと勘違いしているひとも多いようだが、同じキク科のヨモギに似たもっと地味な草である(セイタカアワダチソウは花粉症の犯人ではないらしい、気の毒に)。 いまのところ、朝夕くしゃみと鼻水が出るくらいで済んでいるが、最盛期になると目のかゆみがひどくなる。鼻は、うがいでごまかせるが、目の方は仕事にならないので目薬でしのいでいる。まあ、医者に行って薬を貰わなければならないところまでは行っていないので、他のひとよりは多少ましなのかも知れないが。 ところで、問題は「ブタクサ」である。なぜこんな名前なのかと思ってネットで検索してみると、たいてい英名の「Hog weed(豚の雑草)」の直訳となっている。 ところがだ。「Hog weed」で検索してみると、見つかるのはこんな植物なのだ。全然別物ではないか(しかも、ジャイアントとなると花粉症どころではない、かなり危ない植物であるようだ)。 どうやら、正体は「セリ科のハナウド」の類であるらしい(「ウド」とは付いているが「セリ科」なので、食用の「ウド(ウコギ科)」とはまったく別物である。ああ、ややこしい!)。 本来のブタクサの英名は、「Ragweed」のようだ。「Rag」は、日本語にすると「ボロ、ボロ布」の意味である。確かに、ブタクサの見た目は「ボロ」というのにふさわしい地味さではある(呼ばれる本人には気の毒だが)。 「RagとHog」どこでどう入れ違ったものか(手書きの文字だと、確かに間違える可能性はないでもなさそうだが)? 英和辞典でも、ネットの翻訳辞典でも「Ragweed=ブタクサ」となっている。「Rag」には「豚」の意味はないにもかかわらずだ(ちなみに「Hog weed」をネット翻訳すると「豚はオシッコをしました」と出てくる)。 誰か、疑問に思わなかったのだろうか?
by htmkuromame
| 2005-08-23 11:47
| 雑多な感
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